反抗期と過保護の関係その1:思想家コラム9

最近は「反抗期」のなかった大人がたくさんいるそうです。

反抗期という言葉はずっと昔からありますが、何に対する「反抗」かと言ったら「甘やかしと過保護」に対する反抗です。

反抗期のなかった大人という真の意味は、老人になったとしても「甘やかしと過保護」を受けている成人という意味です。

なぜ彼らには反抗期がなかったかというと「反抗」するメリットがないからです。



一人一人お話し会(相談)はじめました


彼らは生まれながらの高額年金受給者みたいなものなので、それをやめる理由がありません。

つまり反抗期がなかった人は、いまだに自立をしていないとも言えます。

「会社に毎日行ってます」と言うかもしれませんが、会社に行って口を開けていると何かもらえませんか?

ネイティブ高額年金受給者のままでも死ぬことはないですが、そのままでは決して幸せになることはできません。

人は人と協力して価値を生産することでしか幸せを感じることは出来ないからです。

戦後物がない時代が長かったので、何不自由なく消費できることを「幸せ」と脳に刷り込まれている方が多いですが、人間はそうは出来てはいません。

消費では人は、幸せにはなれない作りになっています。

ここまで私たち以外の人類を全て殺して生き残ったホモ・サピエンスが、消費に喜びを感じるように出来ているとは考えにくいです。

北京原人とかネアンデルタール人とか他にも人類はいましたが、私たちが全て駆逐しました。

これは私の考えですが、私たちは彼らを食べていたと思います。

そうやって数千万年生き残ってきました。

それがなぜ出来たかというと、互いに協力して価値を生産してきたからです。

というか、それをすると脳からドーパミンが出る「神経回路・報酬系」を作り、それを回すことが出来たからだと思います。

人と協力して価値を生産すると、長い時間脳から報酬が出ます。それを私たちは「幸せ」と呼んでいます。

消費をした時も脳から報酬が出ますが、それは一瞬です。

すぐに放出は止まります。

誰しも身に覚えがあるかと思います。

これを連続的にすることを「幸福」と呼んでいる方がいますが、どちらかと言うとそれは「依存症」に近いと思います。

彼らは、甘やかしと過保護をどこかで拒絶しないといけなかったんです。

「まーくん。ご飯を噛むと顎が疲れちゃうから、まーくんの代わりにお母さんが噛んだものを食べさせてあげるから口を開けてごらん。

あーん。」と言われた時に拒絶しないといけなかったんです。

それがエスカレートして

「胃に穴を開けてチューブを入れれば何もしなくていいよ」

と言われた時に、拒絶しないといけなかったんです。

映画マトリックスで例えると、ずっと培養液の中で首の後ろにはプラグが刺さっている状態です。

ずっとその状態です。

このように「甘やかしと過保護」を全部受諾している人が世の中には多くいます。

現代の日本で餓死する人はいません。

でもそれで本当にみんな幸せになっているのかというと、皆さん推して知るべしだと思います。

ここまでは「親離れ」していない子供の側から書きましたが、どちらかというと「子離れ」できない親の問題の方が大きいと私は思っています。

次は、反対側からの面を書いていきます。


今日のコラムは以下の2冊の書籍をもとに書いています。


電子書籍と紙の書籍と両方であります。

試し読みもできますので、よかったらのぞいてみて下さい。